「既刊メールマガジン紹介」が広告だって、ご存知でしたか?

まぐまぐ!の「既刊メールマガジン紹介」が広告だって、ご存知でしたか? メールマガジンを発行されていない方はご存知ないと思いますが、 この「既刊メールマガジン紹介」はお金を払って掲載する広告なんで 「記事広告」みたいなもんです。

新聞や雑誌で、記事かと思って読んでいたら、なーんだ、これって 広告じゃん!っていうのがありますよね。 読者からは広告として見られないので、いかにも広告らしく「枠」 や「かこみ」に入っている5行広告なんかより広告効果が高いのです。 マガジンの発行承認から1ヶ月以上経過し、4回以上発行されていることが「既刊メールマガジン紹介」の掲載条件。

「ウェークリーまぐまぐ!」にも総合版とかビジネス版とかいろい ろあって、部数は100万単位。さすがに掲載料はちょっと高いので 載せるかどうか悩むところですが…。 結局、私のマガジンの掲載は以下の理由で先送りです。

(1)ウェブサイトのプロモーション関係で、その予算を使ってしまった。
(2)この広告、意外と読者が集まっていない。

さて、(1)は、当方の勝手な都合ですが、(2)については、ちょっと 調べてみました。7月25日発行 「ウェークリーまぐまぐ!ビジネス版」の 「既刊メールマガジン紹介」に掲載された5つのマガジンの、その後の部数を追跡しました。以下の数字をご覧下さい。

計算式はこうです。→ 掲載前の部数 - 掲載後の部数 = 増加部数  
A誌 46851-47066=215
B誌 396-459=63  
C誌 15434-15535=101  
D誌 6467-6617=150  
E誌 1802-1871=69


掲載料は52,500円です。このデータから言えることをいくつか記します。
・5誌の部数増の平均が119.6部で、1部増やすために掛かった コストは438円。
・相互紹介や発行者のウェブサイト経由で登録された読者数も ふくまれるかもしれないので、実際のコストはさらに高い可能性がある。
・大まかですが、 5,000部を越えるマガジンは読者解除数もそ れなりに多いので、実際の部数増は掲げた数を上回っている可能性がある。
・10,000部を越えるマガジンがここに掲載しているということ は、他に効率の良い広告媒体がないということか?

企業であれば(一応、当社も^^;)、広告掲載前にこのくらい調べるのは 当然。さらに紹介文等も含め、何回も調べるのが通例です。読者1名を獲得するのに、438円。これは明らかに高すぎますが、別な 時期にデータを採れば、もっと安くなる可能性は十分あると思います。

ただ、以前はこんなに掛かっていなかったですよ。2,3年前と比べると マガジン自体の数がかなり増えているし、ネット全体の状況も変わってし まいましたから。 しかし、これを見ると、ウェブサイトで効率よく読者獲得ができる仕組みを作るべきですね。

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