キーワードハンター ◆ キーワードアドバイスツールの代用になるか?

オーバーチュアのキーワードアドバイスツールは、狙ったキーワードがどのくらい検索されているのか、またどのようなキーワードの組み合わせで検索されているのかを調べるツールとして多くのウェブマスターがあたりまえに使っていたものです。

しかし、オーバーチュアのキーワードアドバイスツールは2007年4月分をもってデータの更新をストップ、その後も古いなりに参考となっていたわけでしたが、キーワードアドバイスツール自体が消滅してしまった今、検索数としての具体的な数値を知る術はなくなってしまったのでしょうか。

そこで登場したのが、キーワードハンターです。クロスリスティング社が提供する提携ネットワーク(Excite、goo、BIGLOBE、@niftyなど)の検索データです。

残念ながら、オーバーチュアのキーワードアドバイスツールと違い有料です。個人レベルのアフィリエイターには手が出ないですね。

有料である分、過去にさかのぼってキーワード調査ができる「年月指定検索機能」があって、シーズンごとの検索数をもとにした、長期的なSEO・SEM対策にはかなり便利です。手は出ないけど使ってみたい気がしてきます。

ま、キーワードアドバイスツールに代わるツールとして、具体的な検索数は分からなくても、グーグルアドワーズのキーワードツールやヤフーの関連検索ワードやキーワード入力補助などがありますから別にいいのですが…。

ただ、ちょっと気になるのは、同じ時期の検索動向をオーバーチュアのキーワードアドバイスツールとキーワードハンターで調べた場合、データの元となる検索ユーザーが異なりますから、どの程度の差が出てくるのでしょうか?

ヤフーやグーグルのユーザーに比べ、Excite、goo、BIGLOBE、@niftyなどで検索を行うユーザーはどのような特性を持つのか、非常に興味があります。

あと気になったのは、このキーワードハンターの将来です。オーバーチュアのキーワードアドバイスツールが復活したら、キーワードハンターのユーザーはどのような判断をするでしょうか。

今後オーバーチュアのキーワードアドバイスツールは、復活したとしても一般公開はしないでしょう。ただ、オーバーチュアのユーザーを限定に再度公開する可能性は高いと感じてます。

オーバーチュアとグーグルアドワーズが、最近サービス向上を競い合っているみたいですからね。

(2008.09.12)

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