特殊情報ゴーズトライターへの道

有名だが文章はヘタという人が多い。しかし、そんな有名人が本を出すと、必ずまともな文章になっている。うまい文章とまではいかなくても、頭と尻尾がチグハグの文とか、助詞の使い方がおかしい文とかは、見つけ出すのが難しい。何故か?

出版社の校正がシッカリしているからだろうか?もちろんそれもあるが、本当はゴーストライターに書かせているからである。ペストセラーの中にさえ、ゴーストライターに全部書いてもらったなんていう本も数多くある。

市販の情報をリライ卜して売りさばく方法

但し、出版社は「この本はゴーストライターに書かせました」なんて間違っても言うわけがない。だからゴーストライターなのだが出版社のライターにとって、ヘタな文章を校正したり、まともな文に手直しするというのは、意外に骨の折れる作業なのだ。

中には支離滅裂の文章で、それに取っかかったライターも頭がおかしくなってしまった…なんてこともよくある。ライターにとって、ヘンな文章を直すよりも、一応著者らしいタッチで、最初から自分で書き下ろしたほうがずっとラクなのだ。

ところで最近、独立開業・金儲けを目指す人々の間で、特殊な情報が出回っている。

おおかた、金儲けにまつわるノウハウ・マニュアル・テクニック、経費・出費・税金削減法、得する方法、損しない方法、一挙に儲ける法、一網打尽・一捜千金・一山当て…等々

合法的なものから、法の綱の目くぐり抵触スレスレ、非合法、犯罪の手口まで、これでもかこれでもかと興味をそそり、好奇心を刺激する情報がケッコウな金額で売買されている。

情報である限り、そのほとんどは文章による情報で、ここにもライターが存在するはずなんだが、いったい誰が書いているのだろう…? それがまったく不明である。ゴーストライティングでもいいから、一応私が責任者ですと仮の著者を名乗る人もいない。

自社の名前を出す販売者も中にはいるが、よく読んでみると、他で出回っている情報を拝借しているのがほとんどだ。

では、最初のライターは誰なのか? 売ってる人が、誰が書いたのかわからずに売ってるんだから、このいわゆる「特殊情報」のライターこそ、本当のゴーストライターと言えないか?正に、真のゴーストライターである。

ということで、誰が書いてるのかはさて置き、あなたも特殊情報のゴーストライターになって、どんどん特殊情報を作り出せぱ、一儲けできるから、やってみませんか?荒稼ぎしませんか?…とおすすめするものだ。ご検討されたし。

メリット

真性のゴーストライターだから、すなわち著者が表面化することはないから、万一、調査不足などで間違ったことを書いてしまっても、書いたものの責任を問われることはない。

非合法的なこともまともに取り扱える。とにかく、高値で売れる。同じ内容を普通の単行本にしたら、千円台のところを、きっとその十倍以上の値段をつけて、高飛車に仕掛ければよい。

デメリット

その代わり、版権や著作権が保証されないから、入手した人が無断でコピーして転売しても何も言えない。「ちょっと待って!それはウチが書いたんだから、勝手にコピーされちゃ困るんだ…jなんて言おうものなら、墓穴を掘ってしまう。

「こういう悪いことをけしかけてるのはあなただったんですか!」なんて言われてね。だから、勝手にコピーされるのは、残念と言えぱ残念。これは、危ない情報・犯罪っぽい情報・犯罪情報…の場合である。だから、危なくない情報なら、堂々とペンネームを出して、著作権を主張できることは言うまでもない。

値段の設定

例えば、この「特殊情報ゴーストライターのすすめ」を、サイドビジネス等に興味のある人達のマーケットに初めて売り込む場合、利用価値が高く、オリジナルということで、1万円に設定するとしよう。(殴られそうだが…)

原価はいくらか?書き下ろしの労働を計算に入れなけれぱ、コピー代程度、何十円だろう。限りなくゼロに近いわけだ。

この特殊情報が、ある程度出回り、人伝てに売買されたり、タダで回し読みされたりで、最終的には二束三文になってしまう。一部300円とか500円でダンピングされること になる。それでも原価が限りなくゼロに近いから、扱う人にとって儲けにはなる。

設定法は、要するに、最初は高けれぱ高いに越したことはないから、ベラポーな値段をつけて勝負するしかない。注意することは、それを読んだ人が「こんなくだらない内容で8千円も取りやがって!」と怒る一歩手前の金額(例えば5千円)を割り出せぱよいのだ。

逆に「この内容で3干円は安い!」なんて納得する人が多いときは、もっと吊り上げられる(例えば7千円)ということだ。

情報源

人の書いた特殊情報を一旦分解して、自分流にリライトすれば、盗作したことがバレることはないだろう。書籍・雑誌などの市販の情報なら、結構そのまま使っても素通りしてしまうことが多い。

特に絶版物の本などは、文句を付ける人が存在しないこともある。 準備はできた。さあ特殊情報のゴーストライターで一発当てよう。これであなたも、来年は億万長者だ!

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