優れた広告文案を作成するテクニック

雑誌や機関紙に載せる広告・DM・チラシ・ポスターなど、文字を用いて営業をかけるとき、必ずといっていいほどコピー(広告文案)が問題になってくる。

あなたは、優れたコピー、影響力のあるすごいコピー、購買欲を掻き立てるようなコピーがスラスラ出てくるようになったらいいのだが…と思ったことはないだろうか?

優れた広告文案を作成するテクニック

そういう御社の営業のお役に立てることを期待しつつ、優れた広告文案を作成する秘訣なるものを提案したいと思う。

宣伝コピーの作り方

あなたの商品を売り歩くのは、あなた自身でもなけれぱ、人件費のかかるセールスマンでもない。あなたの作り出したコピーがすべてのカギを握っている。

このコピーをいかに上手に作成し、たくさんの人の目に触れさせることができ、注目を集められるか否かにその事業の成功がかかっている。

あなたが苦労して作り上けた商品を、どういった方法で宣伝するか、つまりこのコピーは、たくさんの人の心にグーッと訴える強力なものでなければ、大金をかけて広告を打っても空振りに終わってしまうので、購買意欲を煽る大胆なコピー作成のコツをつかむ必要がある。

あなたの作った広告が、あなたやセールスマンに代わって、お客にこれでもか、これでもか、これはスゴイ情報なんだと説得するわけであるから、一流企業が用いる、キレイにサラリと流したイメージ広告とは打って違い、説得したり煽ったりの目立つ言葉を用いなければならない。

気をつけなければならないことは、キレイでスマートなコピーでは、即販売促進には結びつかない。

即座に代金回収を計るためには、あなたが考え出した情報書籍の特徴や、値段、そのメリットなどを上手に表現し、その情報書籍の優秀さよりも、この情報はあなたにとってなくてはならないものであり、真にこれこそが、今まで探し求めていたものなのだという印象を与え、そのコピーを読んだお客の頭の中に、イマジネーションを掻き立てさせ、何でもかんでも今すぐ買わなければ、もう二度と手に入らないというような説得コピーを用いることである。

大企業のイメージ広告のように、会社全体のイメージアップにつながれば、などといったスマートな広告であっては、まず、あなたの投入した資金を回収できないであろう。

常にドロ臭くて、リアルで、現実味を帯びた表現方法を用いて、購買意欲をどんどん煽り立てることだ。新聞社が主催する広告コンクールに優勝するようなコピーでは〜絶対に商品は売れない。

それでは、販売促進に直結するようなコピーを、どうしたら作り出せるかというと、それは、すべてに共通する基本的な原則を忠実に盛り込むことである。

  • その広告に注意を向けさせる呼びかけのコピー
  • 興味を湧き起こさせ、イマジネーションを掻き立てさせ、そして遂には欲しいという欲望を起こさせるコピー
  • 商品を買わせるために行動を起こさせるコピー
  • 今日買わなくても、次の広告の機会には購買してもらうための記憶に残るコピー
  • 信頼感を持たせるコピー

…などを、あなたの立場ではなく、お客の立場に立って作成することから始まる。

こうして、広告を見た人に、まず注意を向けさせ、関心を抱かせ、そして遂には買わせるといったテクニック、あなたの商品をたくさん売りまくるためには、この心にくいばかりのテクニックが要求されるのである。

コピーを作成する上で注意すること

まず、コピーを考える前に、原則として守らなければならない重要なポイントがある。

それは、呼びかけの言葉であるが、「皆さん」に語りかけるのではなく、「あなた」個人に呼びかけること。たとえその広告が何十万人・何百万人の目に触れる場合であっても、「皆さん」と「あなた」でほ、まるで違ったイメージになってしまう。

呼びかけの言葉が「皆さん」の感じのするものであれば、その広告を見た人もその大勢になってしまい、なんら的を狡れないものになってしまう。

呼びかけの言葉が「あなた」だけであるならば、何十万、何百万人がその同一コピーの広告を見ようとも、常に「あなた」という個入に向けてのメッセージであるため、たったこれだけの違いで効果がグーンと高まることになる。

また、コピーはできるだけ単純明解に、わかり易い言葉を用いてお客を説得すること、難しい言葉や専門的な言葉はなるべく避けるようにすること。

例えば朝鮮焼肉を売り込む場合、焼肉そのものよりも、食欲を掻き立てる、ジュウジュウと焼けていているときの音と臭いを伝えてやればよい。

これをコピーに当てはめると、それを読んだ読者は、もう読むだけで生つぱゴックン、心臓がドッキンドッキンするような言葉を用いるべきなのだ。

お客が自らイマジネーションを湧き起こすような、短くてわかり易い、それでいて買いたいと思わせる意欲を呼び起こす言葉を用いて、販売促進に専念することだ。

購買意欲を起こさせる言葉というのは、お客の緊張を解きけす弛緩の言葉であり、同時に、お客が買おうとする意欲を煽り、緊張させる、つまり決断という行動を呼び起こさせる言葉でもある。

これらの一つ、またはいくつかのコピーを上手に取り入れて、広告の中で強調させること。「自分の探していたものはこれだったんだ」という気持ちを抱かせるような言葉で上手に締めくくっていくことだ。 そのためには、他社の広告文案=コピーをよく参考にすることである。

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